『未来ちゃん』
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- 2013/06/16(Sun) -
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川島小鳥 『未来ちゃん』(ナナロク社)、読了。
近所の図書館に調べものに行ったついでにウロウロしてたら、 小さい図書館なのに写真集が結構置いてあることを発見。 閲覧室で楽しんできました。 この写真集は、本屋で見かけたときに表紙の強烈な写真が印象に残っていました。 「未来ちゃん」が存在する一瞬一瞬を写真に切り取っているのですが、 そのどれもに強烈な意志を感じます。 それは、未来ちゃんの意志であったり、カメラマンの意志であったり。 子供は、笑うとみんな可愛い表情になりますが、 それ以外って、結構、無表情な気がするんですよ。 何かに気を取られているときとか。 でも、未来ちゃんは、笑っているとき以外の表情が非常に豊か。 特に眉を寄せている顔には、何とも言えない哲学的なものを感じます。 ちょっと畏怖を感じさせるほどの表情があります。 それは、表情の豊かさだけでなく、 「未来ちゃん」の不思議な存在感も影響しています。 存在感というか、非存在感に近い印象です。 私と同じ日常に生きている印象がしないんです。 別世界の子供のような感じ。 いろいろと複雑な印象を残してくれる面白い写真集でした。
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