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『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』
- 2013/05/25(Sat) -
竹田恒泰 『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』(PHP新書)、読了。

この手のナショナリズムを喚起する本を読むときは、
著者の立場が気になりますが、竹田氏は旧皇族のお家柄とのこと。
ある意味、分かりやすい日本礼讃の立場であり、安心して読めました。

世界規模での調査や、象徴的な出来事を取り上げ、
世界において日本がどのように評価されているかを紹介しています。

かつても『ジャパン・アズ・No.1』が大ヒットしたように、
日本人は褒められると嬉しがるのですが、それは土台に自国を卑下する気持ちがあるから。
それが、日本文化の「控えめの美意識」によるものなのか、
「自虐史観」と言われる教育によるものなのかまだ私には判断が付きませんが、
自国に誇りを持ちながらも様々な考え方があることを尊重し謙虚に生きるというのが、
私の目指すところです。

YouTubeなどには、日本を訪れた外国人が日本の文化や日本人の姿に驚嘆し、
感動の声をあげながらレポートする動画がたくさんあります。
歴史ある建造物の美しさや、ハイテク技術の先進ぶりに着目したものもありますが、
一方で、道にゴミが落ちていないことや、狭い道ですれ違う時に会釈することや、
整然と列を作って自分の順番を待つことなど、日本人の生活に着目したものも
数多く見られます。

私たちにとっては当たり前のことであると、
異文化の人に指摘されないと気づかないこともあるでしょうね。
本作で紹介されていた「ホテルをきれいに使う」というのも、
「立つ鳥後を濁さず」の文化で育てば当たり前なことです。
でも、アメリカで飛行機に乗ったりすると、
降りるときの床の散らかりっぷりには目を覆いたくなります。特にビジネスクラス(苦笑)。
借りた毛布を畳んで席に置いていくとか思いつかないのかなぁ・・・って思っちゃいます。

こういうことを1つ1つ思うと、教育って大事なことなんだなぁと改めて感じます。
巻末の北野武さんとの対談でも教育の話になっていましたが、
10歳までに学ぶ「生活のし方」って、とっても大事なものだと思います。

自分の両親、家族、
そして彼らが選んで行かせてくれた幼稚園や小学校の先生に感謝!






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