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『ドミノ』
- 2013/04/13(Sat) -
恩田陸 『ドミノ』(角川文庫)、読了。

「コメディ」と銘打った恩田作品を読むのは初めてです。
しかも内容がドタバタ系だったので、
これまでの著者の印象を覆す、「こんな作品も書くんだぁ」というものでした。

コメディ要素を引き立てるためか、
第三者的な視点で客観的な文章で綴られていくのですが、
なぜか清水節が頭に浮かんできました。
これもまた、意外な印象です。

肝心のストーリーの方は、
前半は、28人の登場人物たちが段々と接近していくところに
ワクワク感を覚えたのですが、
なんだか後半の盛り上がりに欠けるような気がして、イマイチ乗り切れず。

場面としては、籠城事件や大捕り物が巻き起こるのですが、
それぞれの事件に関わる人間が意外と少ないというか、
結局、1点に全てが集中する瞬間がなく、
なんとなくすれ違ってしまった印象で終わってしまいました。

うーん、残念。

映画作品だと、画面の中で一気に語ることができるので、
結構、こういう構成で成功しているものも多いと思うのですが、
小説だと文章で一つ一つ描かなければいけないという限界があるのですかねぇ。


ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)
恩田 陸

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