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『魔王』
- 2013/03/30(Sat) -
伊坂幸太郎 『魔王』(講談社文庫)、読了。

どのように要約すれば良いのか悩む作品です。

念じた相手に思った通りの言葉を発せさせることができる不思議な能力を持った男の話。
ファシズムに覆われていく日本の政治状況を描いた話。
なんでもよく話す兄弟の話。

うーん、どれも違う。しっくりこないです。

自分としては、なんだか尻切れトンボで終わってしまった印象を受けたため、
「何のための能力だったの!?」「これからの日本はどうなるの!?」
「弟がやろうとしていたことはなんだったの!?」
と、様々な疑問が湧いてしまい、感想に結論がつけられないんだと思います。

ま、そこを考えさせることを目的とした作品なのでしょうけれど。

個人的には、ファシズムに流されてしまう日本人の様子が興味深かったです。
現実に起こりそうな具体性とリアリティがありました。
実際に、今、日本人が「強いリーダー」を求めているという状況にも
非常にマッチしていて、読んでいて、少し恐怖を感じました。

小説としては、あんまり好みの展開ではなかったのですが、
(尻切れトンボな印象の作品はちょいと苦手・・・)
登場人物たちが「考えている内容」が興味深かったです。


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伊坂 幸太郎

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