『落花流水』
| ||
- 2013/03/26(Tue) -
| ||
山本文緒 『落花流水』(集英社文庫)、読了。
なんとなくタイトルの語感から美しい話を想像していたのですが、 なんともエグイお話でした(苦笑)。 最初は、日米ハーフの少年と、5歳の日本人の女の子との交流という、 なんとも微笑ましいところからスタートするんですよ。 なのに途中から、「シングルマザー」「祖母の戸籍に入れる」「貧乏」などという なんとも、どよーんとした要素が次々と出てきて、 しかも母親は男を見る目がないという体たらく。 そして、それは娘に受け継がれ・・・・。 またまた因果応報的な業を感じてしまいました。 最近、こんな読書ばっかりで、ちょい憂鬱(苦笑)。 ちょっと仕事がしんどい時期なので、 もう少し爽やかな作品を読みたかったです・・・・。 ただ、最後に登場した「おばあちゃん」は、ぶっ飛んでて格好良かったです。 ここまで突き抜けられたら天才だわ。
![]()
|
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/3257-7e354b52 |
| メイン |
|