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『四つの嘘』
- 2013/03/23(Sat) -
大石静 『四つの嘘』(幻冬舎文庫)、読了。

女子校で同級生だった4人の女性。
40歳を過ぎた今、そのうちの1人が異国で事故死をしたことで、
20年以上の変化を交えて、4人が再び繋がり出す・・・。

タイトルでも、あらすじでも、解説でも、
「嘘」というものを軸にしているようでしたが、
私はむしろ、「因縁」「業」というものを感じてしまいました。

高校生の時に、友人の彼氏を横取りし、妊娠の末に結婚までする女。
その娘は、友人の憧れの人に手を出そうとし、さらには母まで参戦する始末。
そして痛いしっぺ返しに遭う母。

高校生の時に、自分勝手に、世界の中心のような振る舞いをしてきた美人。
大人になっても治らず、自分本位な考え方しかできずに
周りとの有意義なコミュニケーションができず、おばさん化してしまう。

因果応報、三つ子の魂百まで・・・ではないですが、
自分の行いから抜けられない怖さを感じる小説でした。

終盤の犯罪が絡む展開は、
さすがにちょっとやり過ぎではないかと感じる無理な展開のように思いましたが、
ぐいぐい読ませてくれました。

なかなかドギツイ描写もありましたが、
新聞小説って、こういうの大丈夫なんですね(苦笑)。
ま、でも、『失楽園』もありなんだから、良いのか・・・。


四つの嘘 (幻冬舎文庫)四つの嘘 (幻冬舎文庫)
大石 静

幻冬舎 2008-06
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