『ナイチンゲールの沈黙』
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- 2013/03/05(Tue) -
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海堂尊 『ナイチンゲールの沈黙』(宝島社文庫)、読了。
シリーズ2作目に早速挑戦です。 前作における事件から数か月後の東城大学医学部付属病院が舞台です。 基本的な登場人物やコンセプトは同じ(「桜宮サーガ」というらしいですね)。 今回は、小児科の面々が中心です。 ただ、今回扱っている事象は、かなりファンタジー系というかSF系というか。 医療現場に適した科学的な推理が展開される作品と思って読むと、 面喰っちゃうと思います。 発生する殺人事件そのものの解決は、 本作では大した重みを持っていないように感じました。 それよりも、入院患者の子供と看護師・医師・技士との心の通い方やすれ違い方を 描きたいのだろうなと。 そういう意味では、『踊る大捜査線』の医療版なのかなと思います。 ただ、魅力的なキャラクターたちがたくさん登場する割には、 あまりうまく使いこなせていなかったのが残念。 登場人物紹介で終わってしまったような感じです。 この後のシリーズ作品で、それぞれ活躍し始めるのかな? ま、続きを楽しみにしましょう。
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