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『最後の忠臣蔵』
- 2013/03/02(Sat) -
池宮彰一郎 『最後の忠臣蔵』(角川文庫)、読了。

以前読んだ『その日の吉良上野介』と一緒に、
著者の忠臣蔵三部作の1つのようです。

四十七士の中で、ただ一人、生き残った男にスポットを当てた作品です。
大石内蔵助の命で、四十七士の真の姿を伝えるべく、途中で隊を離れたた主人公は、
何度か剣を交えながらも、幕府の政治的判断に翻弄されながら、生き延びます。

討ち入りの翌日、数日後、数か月後、数年後、十数年後の主人公の姿を、
「最後の忠臣蔵」として切り取って、見せてくれます。

劇的な討ち入りおよび切腹のシーンで、我々の意識する忠臣蔵は幕を閉じますが、
武士の道に生きる人々にとっては、赤穂藩に仕えた人々や家族の「その後」にも
当然、武士道の有り様を見ることになるんでしょうね。

足軽という身分から、侍にまで引き上げてもらった主人公ならではの
武士というものへの思いも見え隠れし、非常に面白かったです。


最後の忠臣蔵 (角川文庫)最後の忠臣蔵 (角川文庫)
池宮 彰一郎

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