『ミセス・ダウト』
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- 2013/03/02(Sat) -
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『ミセス・ダウト』
懐かしい作品をば。 でも、ちゃんと見るのは初めてかも。 喧嘩の絶えない夫婦がついに離婚。 折り悪く職を失った旦那には子供の養育権が認められず、 週に1度会うだけの関係に。 しかし、子供大好き!の彼は、老女に変装してメイドとして自分の家庭に潜り込む・・・。 正直、旦那さんとしての彼が魅力的なのかは、否だったかなと思います。 そして、なぜ子供たちがあそこまで父親にべったりだったのかも 最初のパーティのシーンではピンときませんでした。 年頃のお姉ちゃんが、あんな父親と仲が良いなんて・・・信じられず。 でも、ミセス・ダウトになった彼は、 空気も展開も読め、教育をきちんとし、ジョークも放てる、 なんとも魅力的な人物になっちゃうんですよね。 つまりは、主人公自身、自分の良いところが分からなくなってしまってて、 単なるわがまま屋に陥ってたということなんでしょうね。 それが、ミセス・ダウトという第三者的な目を通して、 もう一度、自分の家族や家庭のことを見直した時に、 自分自身が再生されるプロセスになっていたのかなと思います。 このあたりの持っていきかたが上手かったです。 ピアーズ・ブロスナンという、気障キャラを投入することで、 よい味付けになってましたね。 彼は、下心見え見えな登場の仕方でしたが、 冷静に見ると、実は子供たちを彼なりに愛する良い男だったのではないかと思いました。 ちょっと可哀そうな役回りでしたね。 そして、本作では、何と言ってもロビン・ウィリアムズ。 器用になんでもこなす役者さんですね。 しかも、お婆ちゃん姿が、全く違和感がない! これは特殊メイク技術の勝利なのか、彼の演技力の勝利なのか。 どちらも凄い。 最後は、丸く収めてしまうのではなく、 まずは午後を一緒に過ごすところから・・・という展開も、 現実的で良かったと思います。
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