『パーフェクト・リタイア』
| ||
- 2013/02/23(Sat) -
| ||
藤堂志津子 『パーフェクト・リタイア』(文春文庫)、読了。
40代以上の女性を主人公にした短編集ということで 期待していたのですが、なにかしっくりきませんでした。 病院の待合室で読んでたからかな(苦笑)。 主人公の女性たちが描いている 「こういう生活が送りたい」という内容に共感が持てませんでした。 なんだか、自分自身を卑下している主人公が多いような気がして。 表題作「パーフェクト・リタイア」の主人公が、 定年を迎える前に、2人の人間との関係にケリをつけなければと 自ら飛び込んでいく姿は、潔さと意志の強さを感じて気持ち良かったです。 ただ、結論がイマイチスッキリしないものでしたが・・・。 そうやって、2人の敵と(一応の)ケリを付けて、 向かった将来が、これまた、あんまり共感できず、そこは残念。
![]()
|
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/3227-f5a5289e |
| メイン |
|