『誘惑のアフロディーテ』
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- 2013/02/09(Sat) -
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『誘惑のアフロディーテ』
本日2本目のウディ・アレン作品。 養子を取ることにした夫婦。 やがて大きくなり、利発でユーモアあふれる子供に育ったとことから、 子供の本当の親がどんな人物なのかに興味を持ってしまう主人公。 その子の母親は娼婦であることが分かり、やがて、主人公はその部屋に出入りを・・・。 冒頭、ウディ・アレンが赤ん坊を「かわいい」連発であやしたり、 小さな子供の面倒を見たりするシーンが続き、とてつもない違和感!(爆) とんでもなく斬新な作品になるのかと思いきや、 やっぱり、子供そっちのけで話は進んでいきました。ある意味、安心感(笑)。 夫婦仲が上手くいっていない主人公は、 娼婦の部屋に出入りし、娼婦業から足を洗うように、あれこれ画策します。 このあたりのストーリーの屈折の仕方が、ウディ・アレン的で好きです。 ギリシャ悲劇『オイディプス王』を挿入し、 物語にメリハリをつけたところも、面白かったです。 合唱隊隊長や預言者が現代世界に現れたりして、その味付けもお見事。 そういえば、野村萬斎さんと麻実れいさんで演じられた舞台、見に行ったなー。 娼婦を演じたミラ・ソルヴィノがアカデミー助演女優賞を獲ったそうですが、 なんとハーバード大出身なんですね。 そんな彼女にぶっ飛んだ娼婦役をやらせるとは! 彼女の明るいキャラクター、好きでした。 破壊的なラストになるのか、上手く収まるのか、どうするのかなぁと思いましたが、 なんとも強引にキレイにまとめましたね。 ま、たまには、こういうのも良いかも。
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