『おひさまのブランケット』
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- 2013/02/09(Sat) -
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山本文緒 『おひさまのブランケット』(集英社文庫)、読了。
木曜日から体がだるく、のどの痛みと咳も。 でも熱が37.2度と中途半端で、会社にも行き、今日も寝ているわけでもなく・・・。 もっとハッキリとした症状なら、諦めもつくのですが・・・。 というわけで、本日は本&映画三昧。 なるべく、体に優しそうな本を・・・ということで、優しそうなタイトルの本作をば。 地方の高校球児と、その幼馴染の彼女、そして彼らを取り巻く人々のお話。 幼馴染という設定に、「お互い好きなのに気持ちが伝えらず・・・」という ウジウジ系かと思いきや、なんともオープンな交際ぶり(笑)。 周囲が公認し、本人たちも大っぴらに仲良し、でもキスはしない・・・。 ちょっと、こっ恥ずかしいカップルです。 でも、2人とも純なところが、なかなか素敵な2人です。 また、2人の友人として周囲にいる、 奏、咲坂、美衣子など、不器用なキャラクターたちも可愛らしいです。 著者は、併録されている処女作の方が気に入っているようですが、 私は、こちらの作品の方が、奈緒子を難しく作り過ぎている気がして、 また周囲の人々も、意味ありげなところが、やり過ぎな印象を受けました。 ま、微熱の体で読むには、ほっこりする作品たちでした。
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