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『突入せよ!「あさま山荘」事件』
- 2006/06/15(Thu) -
『突入せよ!「あさま山荘」事件』(2006年6月12日放送)

W杯オーストラリア戦の裏番組として粛々と放送されていたものを
一応ビデオに録画しておきました。

「佐々淳行、格好良すぎだろぉ」と思わなくも無いけれど、
大事件対処の核をなす人間としては、
これぐらいの人物でないとやっていけないのでしょう。

脚本は、それなりに面白く作ろうと努力してたと思うのですが、
なにぶん怒鳴ったり叫んだりの台詞が多く、
キャストが若くないので聞き取り難かったのが残念。
また、ちょっと軽すぎかな?

あと、誰が何の役をやっていて、その人のポジションがどの階層なのか、
端折りすぎてて理解できませんでした。
長野県警と警視庁の主導権の奪い合いを茶化すなら、
最初に役職関係をしっかりと視聴者に叩き込んでおかなければ伝わりません。
せめて登場シーンで、役名と肩書きは文字にして見せて欲しかったです。

突入後のシーンは、いまいちテンポに乗り切れず。
実際の事件でも、突入後は長丁場だったので、
クライマックスへ一気に突入!というわけにはいかないのでしょうが、
「緊張と緩和」のバランスが悪くてダレ気味。
カメラ・アングルも斬新さに欠けてました。

やっぱり、で読むべきだったかなぁ。

突入せよ!「あさま山荘」事件
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コメント
-佐々さんの本、読みました。-
こんにちは。
虹色うさぎです。昨日この記事にコメントしたかったのですが、時間がなくて今日になりました。

このドラマ、私も録画しようかなと思っていたのですが、いろいろ忙しくてつい忘れてしまったので、かもめ組さんの感想、参考になりました。
(見なくても良かったかな、という気持ちです。製作者・出演者一同には悪いけど。)

私はこの原作と思われる佐々さんの本をだいぶ前ですが、図書館で見つけて読みました。事件後20年以上も経ってから初めて知る新事実、というのが結構あって、「そうだったのか」という感想を持ったのを覚えています。
警察陣の、報道されなかったいろいろな苦労とか。

プロジェクトXは民間の協力者を取り上げていましたね。

でも、本のタイトルは忘れました。あさま山荘事件のドキュメンタリータッチの本だったので、多分原作だと思います。著者も佐々さんというのは確かだし。
読んで損はないと思います。
それではまた。
2006/06/16 12:30  | URL | 虹色うさぎ #Rd1cLYxg[ 編集] |  ▲ top

-映画版ならまた別かも-
虹色うさぎ様、毎度のご来訪ありがとうございます。

私が残念に感じた点は、「テレビでの放送だったから」という原因も大いにあると思います。2時間枠に収めるために、結構カットされて端折られてるように感じるシーンがありましたから。

ちなみに、個人的には、TBSの編集センスはイマイチ、イマニぐらいだと思ってます。「何故ここを端折る?」「何故ここにCMで入れる?」みたいな。

また、登場人物の関連図も、映画館で観た人はチラシやパンフレットとかで予習できますから、映画の監督さんはテロップを入れなかったのかもしれません。でも、テレビで放送するなら、それぐらいの配慮は必要じゃないかと思うんです。

というわけで、レンタル・ビデオとかで、ジャケットで予習して、カット無しで見るなら、もっと楽しめるんじゃないかなと思います。

それに、映画でもテレビでも本でも、観たり読んだりしたときの体調や気分や雰囲気で、感想なんて結構左右されると思うので、まあ今回の私の感想は、ご参考情報の一つとして捉えてください。
2006/06/17 09:52  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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