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『ショートソング』
- 2013/01/08(Tue) -
枡野浩一 『ショートソング』(集英社文庫)、読了。

短歌の世界にのめり込んでいく大学生を主人公にした小説。

ま、小説としては、どうということのない筋書きです。
あまりにもあっさりと主人公が短歌の世界にはまっていくので、
ちょっと拍子抜けな感もしますが、
ま、でも、たくさん登場してくる短歌が面白かったので、
短歌を軸に、小説はト書き程度に読んだら、然程気になりませんでした。

あとがきに、本作の短歌の出所が書いてあったので、
あぁ、先にあった短歌をつないでいくために小説の筋を作ったのか・・・と
その出来栄えの理由に納得。

歌集は『サラダ記念日』ぐらいしか読んだことがないですが、
本作でも触れられている通り、口語体での短歌というのは
当時、ものすごい衝撃だったのでしょうね。

本作でいろんな短歌に触れて、口語体の短歌は、
言い回しや言葉遣いが面白いと感じるものもあれば、
思ったことそのままの地の文みたいで、どこが良いのかわからないものも。

てにおはや語順をちょっと変えるだけで、
ずいぶん歌の印象が変わるんだなぁというのも発見でした。

短歌の本として読めば面白かったです。



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