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『観覧車』
- 2012/12/23(Sun) -
柴田よしき 『観覧車』(祥伝社文庫)、読了。

恋愛ミステリーと銘打たれていますが・・・?

主人公は女探偵。
旦那だった男が失踪し、その職を継ぐ形で探偵業に足を突っ込むことに。
そこで扱う1つ1つの案件が短編の形で続きます。

最初の表題作「観覧車」では、
なんだか、推理の1つ1つが行き当たりばったりというか、必然性が感じられず、
その場当たりな感じで真相に突き進んでいくので、
読んでいる側は、置いてきぼりを食らった気分です。
ちょっとこの時点で、作品とやや距離を感じてしまいました。

その後、それぞれの案件の解決を進めつつ、
失踪した旦那の行方の手がかりも見えてくることになり、物語は輻輳していきます。

この失踪事件の真相をたどっていく方のストーリーは楽しめたのですが、
その影響を受けて、本業の探偵業の方が疎かになっていきます。
なんだか、そこのプロ意識の欠如というか、精神的な不安定さというか、
主人公のそういう性格が馴染めませんでした。

最後も、作品を描ききれなくて、諦めてしまったような印象が残ってしまい。

自分には合わない作品でした。


観覧車 (祥伝社文庫)観覧車 (祥伝社文庫)
柴田 よしき

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