『不恰好な朝の馬』
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- 2012/11/30(Fri) -
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井上荒野 『不恰好な朝の馬』(講談社文庫)、読了。
とある町を巡る人々の生活を切り取った連作短編集。 作品ごとに主人公が変わっていきますが、 その1人1人は、どこかアンバランスなものを抱えています。 ところが、その周囲にいる人たちも、これまたアンバランス。 結果、アンバランス同士が、奇妙なバランスのもとで生活を送っています。 かといって、そのアンバランスさを無暗に崩してしまうのでもなく、 ある意味、淡々と描かれていきます。 これもまた不思議なバランス感覚。
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