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『桜ハウス』
- 2012/11/01(Thu) -
藤堂志津子 『桜ハウス』(集英社文庫)、読了。

独身女を描いたら、さすがの上手さですねー。

叔母から相続した家で、下宿業を始めた蝶子。
そこに入居した3人の女たち。
彼女たちは、それぞれの事情で一度この下宿を出たものの、
7年ぶりに4人が顔を合わせ、新たな関係が始まる・・・。

一つ一つの出来事は、
ある夜ふけの会話だったり、過去を思い出しての告白だったり、
出かけた先でのふとしたやりとりだったり。
そんな小さなことを描いていきます。

しかし、圧倒的な心理描写のリアリティのために、
読む側に迫ってきます。

もしかすると、作品の中で動いているキャラクターたちは
文中で表現されたような心理を、意識せずに行動していたのではないだろうか
そう思わせるほどの、微妙な部分を描いている作品だと感じました。

あと、7年たつと、みんな何かを経験して、
成長したり変化したりしている部分がある。
そのことが身に迫ってきました。

果たして私は、7年前の私から変われているのでしょうか。


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藤堂 志津子

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