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『天皇家の宿題』
- 2012/10/07(Sun) -
岩井克己 『天皇家の宿題』(朝日新書)、読了。

読み始めてすぐ、「うわー、朝日の記者か・・・」と後悔
(買うときにスルーした私も馬鹿ですが)
しかも、雅子妃の第一子妊娠飛ばし記事の記者とのこと。

天皇や皇族のエピソードそのものは興味深く読みましたが、
著者の意見が入ってくると、なんだかイライラ。

昭和天皇については、目立った批判を書いていないので、
比較的好意的に捉えているように感じました・・・と最初は思ったのですが、
読み進むにつれ、これは、ただ評価しにくくなってきているのでは?と感じました。
昭和天皇の治世から20年以上がたち、歴史の中で評価されるようになってきて
一記者が気軽に批判できなくなったのではないかと思ったのです。

そう感じた理由は、今上天皇以下、現在存命の皇族に対しては、
なんだかチクチクと嫌味を書いているからです。
かといって、「こうするべきだ!」という強い主張があるわけでもなく、
「時期尚早」「出過ぎた行動」というような中途半端な批判ばかり。

気に食わないところがあるというのは良くわかったけど(苦笑)、
で、あなたは何が言いたいの?どうしたいの?というのが一向に見えてきません。

いかにも朝日新聞らしい内容に、ガッカリ半分、変な納得感半分。



天皇家の宿題 (朝日新書)天皇家の宿題 (朝日新書)
岩井 克己

朝日新聞社 2006-10
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