『真相』
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- 2012/09/19(Wed) -
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横山秀夫 『真相』(双葉文庫)、読了。
本作は、警察機構ではなく、 犯罪を犯してしまった市民の側が主人公の短編集。 罪を悔いているようにみせながら、 その裏側には、ずるい考えも見え隠れするような 人間の嫌らしさを上手く描いていると感じました。 ちょっと上手過ぎて、「不眠」でのいじめの描写は、気分が悪くなるほど。 こんな体育会もあるんですかねぇ・・・・。 作品としては、あまり奇をてらった展開ではない中で、 人間の感情の起伏を上手く描いていると感じた表題作「真相」が 一番面白かったです。
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