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『コンティジョン』
- 2012/09/18(Tue) -
『コンティジョン』

未知のウィルスによる感染被害を描いた作品。

日、一日と感染による死者が拡大していき、
被害の中心地となった米国では人口の1%以上が死んでしまうという状態に。
そんな大惨事の様子を、非常に淡々と描いていきます。

医師や疫学者たちが中心となって、
感染経路の特定、ワクチンの開発、感染者の隔離などを行っていきますが、
基本、そこにヒーローは生まれないんです。

ワクチン開発には至るものの、
開発に際して何かもの凄いひらめきや、英雄的活躍があるわけではなく、
非常に地道な作業の結果としてワクチンが開発されます。
その効果も、即日、世界の全てが救われるというものではなく、
製造量に限りがあるため、抽選で誕生日ごとにワクチンを投与していくという
1年がかりの政策になります。

この、あまりにも淡々とした描写が、
重厚なリアリティをもたらしている反面、後半の展開がやや物足りない印象に。
ドキュメンタリー作品ならともかく、フィクションであればこその
期待感というものもありますからねぇ・・・・・。
あと、感染者の演出や演技が、これまたリアリティありすぎで、ホント怖いです。

致死率の高い感染症のパンデミックが起きたら、
やはり、こんな風に、日常生活が停止し、略奪が横行し、流言飛語が飛び、
世界は死の恐怖と相互不信に包まれてしまうのでしょうか・・・。
しかし、それ以外に、楽天的な様子はイメージできず。
そういう想像をすることが、最も怖いです。

ブロガーなどによる新興メディアの力について、監督はどんな評価をしてるんでしょうかね?
本作の展開では、ややネガティブな評価なのかなとも感じましたが、
まあ、でも、人間の本性と合わせて考えると、これがフラットな評価のかもしれませんね。

一つ気になったのは、香港を中心とするアジア地域の描き方。
まぁ、衛生観念や食文化、気候などなど、諸要因を勘案すると、
感染症の発生源となる可能性は高いと思います。
それは仕方が無いとして、「誘拐騒動」は、ちょっと突飛な気がしました。
民間人がやるならともかく、政府高官が私的な目的で利用するだなんて・・・。
この件は、やや、アジアへの偏見が入ってないかな?と気になりました。

あと、日本での感染状況って、どんなだったんでしょうか(苦笑)。
最初の死者が出た地域の割りに、その後の情報フォロー無さすぎ。


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