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『まぶた』
- 2012/08/26(Sun) -
小川洋子 『まぶた』(新潮文庫)、読了。

ちょっと気味の悪いカバー絵。

物語の内容は、ストレートに怖いものを描いているのではないのですが、
そこはかとなく不穏な空気が漂ってきます。

人間の持つ不気味な部分・・・
それは、悪意とか、憎悪とかいうような具体的で攻撃的なものではなく、
誰もが持っていそうな抽象的な気味の悪さとでもいうのでしょうか、
肌がそわそわするような空気を感じさせる短編集です。

まだ、小川作品をたくさん読んだわけではないので、当っているか分かりませんが、
著者の特徴的な世界観が現れているのかな?と感じました。

ただ、私の得意分野ではなく、そこが残念。

それぞれの物語には、結末らしい結末がつかないものもあり、
余韻を味わう作品だと頭では分かっていても、
やはり物足りなさを感じてしまうんです。

私の想像力の無さ、もしくは想像力を楽しむスキルの無さが問題なのでしょうけれど。
単純明快に、起承転結のある話を好んでしまう身としては、難しい作品でした。


まぶた (新潮文庫)まぶた (新潮文庫)
小川 洋子

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