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『ニッポンを繁盛させる方法』
- 2012/06/23(Sat) -
島田紳助、東国原英夫 『ニッポンを繁盛させる方法』(角川ONEテーマ21)、読了。

「今になってこの組み合わせの本を読むか!?」
と呆れられそうですが、100円で売ってたので、買ってみました(笑)。

最初、紳助さんの関西弁が読みづらかったです。
これは、当人の問題や関西弁の問題ではなく、文字起こしした人の日本語センスの問題だと思われ。
だって、田辺センセ有吉センセの書く関西弁は読みやすいですもの。

それと、東国原さんが非常に敬語を多用するので、
対談として2人が対等に並んでいない印象を受けて、ここも読みづらいというか、
対談が成り立つだけの平等さが確保できていたのか疑問を持ってしまいます。
ま、東国原氏は、他の政治家と違って、下からモノを言っているような印象を与える
言語センスを持っている人なので、相手が紳助さんでなくてもこういう感じかもしれませんが。
ここも、対談として起こすときに、もうちょっと工夫したほうが良かったのではないかと思われ。

ということで、対談の体裁のところで、編集側にいろいろ文句を付けたくなりましたが、
対談の内容自体は面白く読めました。

特に、島田紳助という人の、アイデア力とアイデアの良し悪しを判断する軸が面白かったです。

世の中の様々な出来事や事実を、
「俺ならこういう風に利用する」「俺ならこういう風に味付けできる」という観点で
常に考えているんでしょうね。
全ての物事について、他人事ではなく、自分の目線で捉えているように感じました。

悪く言えば自分中心で、金儲け主義なのかもしれませんが、
こういうアイデアマンがどんどん出てこないと、景気は良くならないでしょうねぇ。
どんなところにでも、チャンスを見つけるというガツガツさがないと、
日本は何も変わらないと思います。

また、アイデアに対する判断の軸が、常に、アイデアの相手先の目線だということも
この人の経営センスの一面だと思いました。
東国原さんの「地元の祭りにマンゴーを絡めて祭りを盛り上げる」というアイデアに対し
「せっかくの地元の祭りが単なるマンゴーのキャンペーンに見えてしまうからダメ」と言ったり、
地鶏掴みゲーム的なアイデアに対して、
「地鶏を乱暴に扱う客が出るとテレビニュース映像に不向き、動物愛護団体も出てくる」
なんて観点でダメだしします。

盛り上がるか、利益が出るか、地元にプラスになるかという主催者側の目線ではなく、
アイデアの相手であるお客さんが、どんな印象を持つのかという目線で、
様々な角度から瞬時に判断する能力がすごいと思いました。

もう、今になっては、暴力団の印象しかなくなっていますから(苦笑)、
あまりこの人を褒めると「お前はコンプライアンス軽視か!」と私が怒られそうですが、
反社会的勢力との関係でアイデア力を活かしてはダメよ・・・というものなのであって、
彼のアイデア力自体までをも否定することは無いと思っています。

あと、コンプライアンス、コンプライアンスってみんな言いますが・・・・
ま、反社絡みは総じてNGだと思いますが(社会正義云々もあるけど、取引相手としてリスクでか過ぎ)
一般的にコンプライアンスは経営戦略とのバランスの中で判断するものだと思っているので、
何でもかんでもコンプライアンス完全遵守!というのも
それで会社の儲けが全く出ないのでは、本末転倒だろうと感じてます。

と、まあ、いろいろ話が拡散してしまいましたが、
紳助さんの本は、ちょっと他にも読んでみたいなぁと感じました。
東国原さんについては、政治の勉強はしているのかもしれませんが、
残念ながら、アイデアマンとしては、あまり魅力を感じませんでした。


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島田 紳助 東国原 英夫

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