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『毛沢東伝』
- 2012/06/01(Fri) -
貝塚茂樹 『毛沢東伝』(岩波新書)、読了。

父の本棚から持ってきたものの、ずーっと積読状態になっていた一冊です(苦笑)。
最近、中国関係の講義を聞いたので、一念発起して読んでみました。
ま、それでいきなり毛沢東というのもズレてはいますが、
文革などが今の中国人の思考に与えた影響は大きいように思いますので・・・・。

ところが、本作では日中戦争の手前で終わってしまってます(爆)。
ま、発行年が1956年の本なので、もともと文革を書くのは無理なのですが(苦笑)。

というわけで、毛沢東が共産党の中で頭角を現していく過程を主に描いているのですが、
読み終わっても、毛沢東という人物の魅力が良く分かりませんでした。

彼の思想や行動に魅力がないという意味ではなく、
反対に、中国という国の今の姿を作るほどの力がある人物であれば、
当然、人間的魅力なりがないと、周りが付いてこないと思うのですよね。

ところが、本作では、毛沢東がどのような行動をとったのかが淡々と、
ある意味教科書的に書かれているだけで、人間的な部分の描写がほとんどありません。
周りとの対話のようなものも見えず、彼の声が出てくるのは、
欧米人のインタビュアーが聞き取った記録のみ。

ま、小説ではなく、新書なんだから・・・・と言われてしまっては仕方がないのですが、
毛沢東の人間的魅力を知りたいと思っていた私の関心には
応えてくれない本でした。


毛沢東伝 (1956年) (岩波新書)毛沢東伝 (1956年) (岩波新書)
貝塚 茂樹

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