『オバマ現象のカラクリ』
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- 2012/04/22(Sun) -
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田中眞一、本田哲也 『オバマ現象のカラクリ』(アスキー新書)、読了。
”Change”というキーワードが、 何故これほどまでに全米の人たちを熱狂させたのか、 あの大統領選のときに、不思議に思っていました。 確かに世の中の閉塞感は相当なものだったので、 ”Change”したいという思いは理解できます。 しかし、あの熱狂は何だったのか・・・そこが分かりませんでした。 ところが、オバマ候補の出自やバックボーンの中で位置づけると、 この言葉が持つ意味、特に「オバマ候補が発する”Change”」が持つ意味が どういうことなのか、よく分かりました。 また、オバマ候補と、その対立候補との比較をしている部分で、 彼が取った戦略の効果も理解できました。 また、オバマ熱が、日本の政界にも及んでいたというところは面白く読みました。 日本人としては、そこの事実関係をもっとじっくり読みたかったなという思いは残ります。 最後に、大統領選での勝利演説や就任演説の原文が載っていましたが、 さほど難しくない単語を使って、シンプルな文章で語りかけています。 かといって、噛み砕き過ぎて内容までも崩れてしまうことなく、 その信念はストレートに伝わってきます。 幅広い層から共感を得た理由が、よく分かりました。
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