『グランド・コントロール』
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- 2012/04/21(Sat) -
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『グランド・コントロール』
航空機の管制官の仕事を描いた作品。 悪天候でロサンジェルス空港が閉鎖となり、 着陸予定だった航空機の一部を受け持つことになったフェニックス空港。 しかし、もともと要員不足なことに加えて、機器の老朽化のトラブルも抱え大混乱。 助っ人として参加した元管制官は、実は5年前に飛行機墜落事故で管制を担当し、 それを理由に退職していた・・・・。 とにかく、航空管制という仕事の大変さが伝わってきます。 一人で十数機もの航空機を担当し、衝突はおろか、接近事故を防ぐために、 数分先を読んで、次々と機長たちに指示を繰り出します。 この集中力と緊張感たるや、心身ともにボロボロになる仕事だと思います。 しかも、要員不足と機材トラブルでバタバタの管制室内が舞台では、 観ているこちらも息をつく暇がありません。 ハラハラ、ドキドキ感の維持のさせ方が、非常に上手いです。 ただ、あのすっとぼけプロペラ機のおじさんは 登場させなくても良かったのではないかと思いますが・・・・・。 管制室側の停電騒ぎに加えて、 最後は航空機側の電源ダウン、無線の停止が起こり、 「そこまで不運を重ねなくても・・・・」という豪快な(苦笑)展開でしたが、 当然、そこは見事に切り抜けて、めでたし、めでたし。 管制官の仕事が大変だということは、 以前、日本での航空機事故に際して管制官が起訴されるというニュースで その仕事の責任の重さを感じていましたが、 この作品で実感できました。 しかしながら、少人数で運営してるとはいえ、 この作品で描かれたほどの極限状態での運営というのは 現実世界で起こりうるものなのでしょうかね? なんだか、この作品では、要員不足が日常的なように描かれていたので・・・。 5年のブランクを経て突如復帰した管制官に指示された飛行機に乗るのは さすがに嫌だなぁ・・・・・(ま、作品のようなダマでの復帰はありえないんですけど)。
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