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『永遠の放課後』
- 2012/03/27(Tue) -
三田誠広 『永遠の放課後』(集英社文庫)、読了。

5年ぶりとなった三田作品。
中学時代から続く、淡い恋心を描いた作品らしい・・・というので読んでみました。

中学時代の男-女-男という3人の関係を描いたところは
純粋さを上手く描いていて、良かったと思います。

しかし、大学生になってからの主人公を取り巻く世界の描き方が、イマイチ。
ギターが得意な主人公の周りには、音楽業界の人間が集まってくるのですが、
いずれも過去に何か苦しみを抱えている人々ばかり。

そんな彼らが、なんだか「可哀想な僕」「可哀想な私」を
一生懸命に演じているかのような不自然さを感じてしまい、
物語に入ってゆけませんでした。

そんな「可哀想な彼ら」を何とかしようという人もいません。
ただ、みんな静観し、傍観しているのです。

中学生から大学生になった3人も、
なんだか煮え切らないところがあり、私の読書ニーズとは合わない成長の仕方でした。

最後もなんだか、表面的にきれいに終わらせたような感じで、
うーん・・・・・といったところです。


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三田 誠広

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