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『赤ひげ診療譚』
- 2012/02/14(Tue) -
山本周五郎 『赤ひげ診療譚』(新潮文庫)、読了。

タイトルは知っていたのですが、
内容については、全く知らない状態で読み始めました。

勝手に、人情話的なストーリーを想像していたので、
(「赤かぶ検事」のイメージかしら・・・苦笑)
赤ひげ先生が無骨な医者として描写されていて、ちょっと驚きました。

主人公は、長崎の遊学から戻り、御目見医師になるつもりが
小石川療養所に配されることとなった若手の医師です。

頭でっかちで、過剰な自信をもった主人公は、
当初は、小石川療養所での貧民を対象にした無償治療を鼻にもかけません。
が、自らの世間知らずを痛烈に感じさせられる事件を契機に、
次第に赤ひげ先生の人柄と診療方針に共感を覚えるようになり・・・・・・
と書くと、ありきたりな物語の紹介になってしまいますが、
小石川療養所に勤める面々の人物造詣が上手く、面白く読めました。

貧乏長屋における、下層の人々の助け合って生きる姿も、
しっかりと描かれていて興味深いです。

主人公は、トンガッていた割には、意外と素直に改心していくので、
そこは少しご都合が良いようにも感じましたが(苦笑)、
ま、毎日寝食を共にしていたら、そうなるのかもしれませんね。

もっとシリーズ化されているのかと思いきや、
小説のほうは、この一冊だけなんですね。意外。
映画化やTVドラマ化を何度もされているから、膨大なシリーズだと勘違いしてしまっていたようです。


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山本 周五郎

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