『TPP亡国論』
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- 2012/01/04(Wed) -
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中野剛志 『TPP亡国論』(集英社新書)、読了。
学校の先輩から、「中野剛志の主張は読んでおくべきだ」と強く勧められ、 久々に「本屋」で本書を買ってきました。 いや~ぁ、これは読んでおいてよかったです。 そもそも、TPPの議論は、1年少々前に突如湧いてきた感があり、 しばらく耳にしなくなったと思ったら、急にまた年末に騒ぎ出した始末。 でも、TPPとは何なのか、よく分かってませんでした。 「貿易の自由化は、多少の痛みがあっても、将来のためにすべきなんじゃない!?」ぐらいの 浅はかな認識しか持ち合わせていませんでした。 しかし、しかし、本作で、その論拠の脆弱さを一つ一つ確認できたことで、 日本政府・官僚組織の無戦略ぶり以上に、自分の無関心ぶりを反省しました。 まさに、本書の「はじめに」で指摘されている 「戦略的に考えられない頭」を自分も持っていたということを恥じました。 TPPに対する評価について、内閣府の評価内容をもとに一つずつ検証をしていくのですが、 書類の読み方、提案者の意図の読み取り方、そして論破の仕方を学ぶのにも、よい題材でした。 『お金の流れが変わった!』を読んだところだったので、 リーマンショックなどについての知識の土台もできたタイミングで本作を読めたことも スムーズな理解に繋がったと思います。 「自分の頭で考える」 シンプルだけど、大事なことを実行できるようにしていきたいですね。
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