『バレンタインデー』
| ||
- 2011/12/25(Sun) -
| ||
『バレンタインデー』
バレンタインデーの1日を、15人の登場人物たちを通して描いた作品。 (今日はクリスマスなのに・・・・苦笑) てんやわんやの出来事を、よくぞまあ、2時間に収めたなというほど、 構成力が高い作品だと思います。 誰が、誰と、どんな関係にあるのか、次第に分かっていき、 すんなりを頭の中に整理されていくんです。 最後のジュリア・ロバーツのシーンで、全てのパズルがはまり終わって、 気持ちよく見終えることが出来ました。 それにしても、米国におけるバレンタインデーの意味合いが、 こんなに重いものだとは思っていませんでした。 たしかに、これでは、予定が無い若者は悩んじゃうわ(苦笑)。 一番気持ちよく笑えたのは、”Hate Valentine’s Day Party”が 大賑わいになっていくくだり。 「バレンタインデーは愛の日」と目の色変えていた人たちが、 取り繕うのを止めて、本音をさらけ出し、素直にパーティを楽しむ。 このシーン、好きでしたわ。 アシュトン・カッチャーとジェシカ・アルバの関係は、 「合わないとみんな気づいているのに、幸せでのぼせ上がってしまう彼氏(彼女は冷静)」という あー、そういうのよくあるよね・・・的なもので、こちらは苦笑い的に笑えました。 そう、愛の日を描いている割には、結構、辛らつな現実を突きつけてくるんですよね。 シニカルに笑えるけれども、最後、きちんとそれぞれに救いも与えて、 上手くまとまっていました。 俳優陣は豪華過ぎるほどの面々。 なぜに、こんなに集めちゃったの??と問いかけたくなるほど。 15人も登場すると、1人あたりのエピソードは短くなり、 「この俳優さんの描写はこれで終わり???」と拍子抜けしてしまうシーンがチラホラ。 そこだけ、勿体なかったですね。 一番割りを食っていたのは、ジェシカ・アルバだと思います。 彼女の内面については、ほとんど描かれることなく終わり。 彼氏を不幸のどん底に落としておいて、作品中で言い訳の機会を与えられていないのは ちょっと可哀想だなと思いました。
|
||
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/2727-fcbe74d4 |
| メイン |
|