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『スキャンダル』
- 2006/04/25(Tue) -
遠藤周作 『スキャンダル』(新潮文庫)、読了。

久々に遠藤周作作品をば。

参りました。
精神的に参りました。
読むのがしんどかったです。

この方の小説は、読んでいる間も読んだ後も
ずっしりと自分の中に沈みこんでくる作品が多いのですが、
この作品は事の他ずっしり重かったです。
重すぎて、心の床が破れそうです。

性についてギトギトと描いた作品が私の苦手とする分野なうえに、
キリスト教信者と倒錯の性癖とを絡めて描くだなんて、
しかも主人公に作者自身とも言える人物を据えるだなんて。
私の頭の許容範囲を超えそうでした。

しかし、衝撃と憂鬱とを大いに与えられながらも、
読み通させる力、それを強いるような力を感じる作品でした。

この作家の知らなかった側面、大作家たる所以を感じ取りました。

スキャンダル
スキャンダル遠藤 周作

新潮社 1989-11
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star知りたいようで知りたくない心の奥底
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