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『世にも美しい数学入門』
- 2011/10/13(Thu) -
藤原正彦、小川洋子 『世にも美しい数学入門』(ちくまプリマー新書)、読了。

数学の世界観を「美しい!」と表現する人には親近感を抱きます。

私の祖父は数学大好き人間。
その祖父に勉強を教えてもらっていた私は、勉強の中心が数学でした。
それも、受験勉強などではなく、単純に祖父が美しいと感じた数学を教えてもらっていました。
(今から思うと、受験競争にはマイナス作用・・・苦笑)

でも、数式の美しさや、証明が出来たときの喜びは、
やっぱり、他ではなかなか手に入れられない感動だと今でも思います。

補助線を一本引っ張ったときに視界が一気に開けた瞬間の感動とか、
うだうだ書き連ねている文章問題をたった一本の数式で表せたときの爽快感とか。
他では得られない感覚だと思っています。

清水センセによる、素人向けの分かりやすい解説も楽しいのですが、
藤原センセによる、専門家が数学の感動を分かりやすく語ってくれる機会というのも
他には代えがたい感動があります。

本作では、小川洋子さんが数学素人という位置づけながら、
数学の本質をパッと捉えて発言される様子を見て、
一流の作家は感性が違うんだということを実感しました。
これは、数学というジャンルの本質を掴む「取材力」だと思いました。

もっと数学について知りたいと知的好奇心をくすぐられる一冊でした。


世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)世にも美しい数学入門 (ちくまプリマー新書)
藤原 正彦 小川 洋子

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