『黒猫館の殺人』
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- 2011/09/19(Mon) -
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綾辻行人 『黒猫館の殺人』(講談社文庫)、読了。
相当久しぶりの館シリーズですが、順番を飛ばしちゃいました。 100円でなかなか見つからないもので・・・・(苦笑)。 今回は、「黒猫館」と呼ばれる洋館が舞台です。 しかし、最初からそこに居るのではなく、 黒猫館の元・管理人という人物が記憶喪失になった状態で発見され、 彼の記憶を辿って、黒猫館を見つけ出すという面白い設定です。 トリックというほどのトリックは出てこないのですが、 黒猫館を巡る人間関係や、黒猫館の由来などの話が興味深く、 楽しんで読み進められました。 あと、ポーの『黒猫』の話が出てくるのも、個人的に興味をそそれられました。 小学校6年生のとき、『黒猫』を読んでしまい、あまりの怖さに、 しばらく夜のトイレがドキドキだった思い出があります。 他にも、ルイス・キャロルの逸話なども出てきて、 本読みとしても楽しめる作品でした。
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