fc2ブログ
『黒猫館の殺人』
- 2011/09/19(Mon) -
綾辻行人 『黒猫館の殺人』(講談社文庫)、読了。

相当久しぶりの館シリーズですが、順番を飛ばしちゃいました。
100円でなかなか見つからないもので・・・・(苦笑)。

今回は、「黒猫館」と呼ばれる洋館が舞台です。
しかし、最初からそこに居るのではなく、
黒猫館の元・管理人という人物が記憶喪失になった状態で発見され、
彼の記憶を辿って、黒猫館を見つけ出すという面白い設定です。

トリックというほどのトリックは出てこないのですが、
黒猫館を巡る人間関係や、黒猫館の由来などの話が興味深く、
楽しんで読み進められました。

あと、ポーの『黒猫』の話が出てくるのも、個人的に興味をそそれられました。
小学校6年生のとき、『黒猫』を読んでしまい、あまりの怖さに、
しばらく夜のトイレがドキドキだった思い出があります。

他にも、ルイス・キャロルの逸話なども出てきて、
本読みとしても楽しめる作品でした。


黒猫館の殺人 (講談社文庫)黒猫館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人 法月 綸太郎

講談社 1996-06-13
売り上げランキング : 56502

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

黒猫 (集英社文庫)黒猫 (集英社文庫)
エドガー・アラン・ポー 富士川 義之

集英社 1992-05-20
売り上げランキング : 386695

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

不思議の国のアリス・オリジナル(全2巻)不思議の国のアリス・オリジナル(全2巻)
ルイス・キャロル Lewis Carroll

書籍情報社 2002-12
売り上げランキング : 113564

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ
関連記事
この記事のURL |  綾辻行人 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『ALONE TOGETHER』 | メイン | 『ミックマックス』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/2604-5cf1370f
| メイン |