『すべてがFになる』
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- 2011/08/17(Wed) -
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森博嗣 『すべてがFになる』(講談社文庫)、読了。
熱狂的なファンがいる作家さんというイメージだったので、 期待していたのですが、ちょっと肩透かしを食らった感じ。 トリック重視のミステリーなので、登場人物に共感できるというところまで行けず、 また、「天才」とか「孤島」とか「十四年間建物から出てない」とかいう設定に親しみがもてないので、 淡々と話が進んで、謎が解かれていったような印象です。 探偵役の主人公2人は、登場シーンでは、結構な強烈キャラなのかと思ったのですが、 島に渡ってからは、意外と普通の言動だったような印象です。 この2人ならではの、特異な行動があるかな?と期待したのですが・・・。 犀川助教授や真賀田博士の思考回路は、読んでいて面白かったです。 自由観とか、死生観とか。 とりあえず、このシリーズは、基本、トリックメインだと思うので、 次には手が伸びないかなぁ・・・。
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