『スタバではグランデを買え!』
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- 2011/08/08(Mon) -
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吉田佳生 『スタバではグランデを買え!』(ダイヤモンド社)、読了。
またまた、ちょっと前のヒット本です。 ちょっと、タイトルと中身がマッチしていないように感じましたが、 内容自体は面白い作品でした。 この本の主題である「取引コスト」。 私は、手間隙を省くために高いコストを払うことを選ぶことが多いのですが、 この「取引コスト」の概念が理解できない人と話をして、 非常にイライラした経験が何度も・・・・(苦笑)。 「なんで、そっちのコースを選んだの?こっちの方が年間4,000円も得だったんだよ?」と くどくどと注意されたのですが、その年間4,000円のお得さを試算するのに、 年間に10回利用したら・・・、5回しか利用しなかったら・・・、頑張って20回利用したら・・・・ というような前提を置いていて、しかも、その前提の妥当性の検証&各コースの試算比較に、 1ヶ月も時間をかけていること自体で、4,000円の差額は吹っ飛んでるよ・・・と思うのですが、 伝わらないんですよね~。 自らの収入がない専業主婦の人が、少しでもコストを抑えようとスーパーの割引を フル活用しようとする努力は、家計の利益を増やすためという点で、 お金を稼ぐことと同等の意味があり、とっても良く理解できるのですが、 自ら収入を得ている人間が、僅かな割引に血道をあげているのを見ると、 その時間で働けよ!、と経済観念の弱さにドン引きしてしまいます。 ま、割引を活用すること自体が生きがいの人もたまに居ますから、 そういう人は良いんですけど・・・・・・。 というわけで、自分の経済観念の有り様を補強してもらっているようで、 読んでいて気持ちの良い(自己満足的な?)本でした。 やっぱり、タイトルは、「取引コスト」の話であることが分かるようにしたほうが、 本の内容と読者とのマッチングには良い様な気がするのですが・・・。 そこだけ不満。
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