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『狂いのすすめ』
- 2011/07/17(Sun) -
ひろさちや 『狂いのすすめ』(集英社新書)、通読。

この方の書く宗教解説はわかりやすいので好きなのですが、
何かの解説ではなく、本人の人生哲学の紹介となった本作は、
ちょっと自分的には辛い読書となりました。

まず、タイトル先行で、中身が追いついていないです。
「狂い」を「勧める」という斬新さを前面に出すために、
本文でも、何度も「狂い」という言葉が出てくるのですが、
その使い方が、なんとも甘いという印象を受けました。
キャッチーさを出そうとして、言葉に振り回されている感じ。
軽いんです。

そして、話の内容も、確かに正論かもしれませんが、
大人の世界で大事なのは、正論を振りかざすことではなく、
正論と現実社会との折り合いをどうやって付けていくのかということだと思います。
その視点がスッポリと抜け落ちてます。
だから、主張も空疎に聞こえてしまいます。

宗教の知識をはじめ、博学なところは面白かったので、
そこが活かされていないことが、いろいろ残念でした。


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ひろ さちや

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