『バスジャック』
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- 2011/06/27(Mon) -
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三崎亜記 『バスジャック』(集英社文庫)、読了。
「バスジャック」というタイトルから、 乃南アサさんの『再生の朝』がイメージとして連想されて、 勝手に、真面目な小説だとばかり思い込んで読み始めてしまいました。 ところが、最初の短編が、二階扉の話・・・・・・。 「あぁ、そうか、『となり町戦争』の作者か」と、やっと気づきました。 シリアスモードを求める頭で読んでしまったせいか、 ずーっと作品と気持ちがずれているような感覚が付きまとって、 きちんと楽しむことができませんでした。 ただ、『となり町戦争』でも感じたことなのですが、 設定が非常に斬新なので、冒頭でグイグイ引き込まれる割には、 最後の展開があっさりしていて、やっぱり食い足りない印象を受けてしまいます。
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