『くっすん大黒』
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- 2011/06/26(Sun) -
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町田康 『くっすん大黒』(文春文庫)、読了。
今まで読んだ町田作品で、最も面白かったです。 現実性のあるストーリーが展開され、 しかし、主人公の思考はどこか的外れで、 そのバランスが良かったです。 そして、その理性と不条理のバランスをとっているのが 大黒様の置物だという設定が、またまた不思議な世界観を醸し出しています。 芥川賞の審査員の面々には、 『きれぎれ』のほうが評価が高かったようですが、 私は、あそこまで行ってしまうと、ちょっとついていけなくなってしまいます。 というわけで、いつもながら、「芥川賞は苦手だなぁ・・・」という感想に落ち着きました。
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