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『霧越邸殺人事件』
- 2011/06/25(Sat) -
綾辻行人 『霧越邸殺人事件』(新潮文庫)、読了。

結構、本読みさんの間で評判の良い作品だと思っていたので、
少々拍子抜けしてしまいました。

まず、最初の殺人が起きるまでが長い・・・。
170ページを超えても、まだ誰も死んでないんですよ(苦笑)。

そして、薀蓄を垂れたがる登場人物たち。
その薀蓄が、作品の味付けになっている成功例もありますが、
本作では、冗長な言葉となってしまい、失敗していたような気がします。

むしろ、著者の「本格推理物を馬鹿にするな!」という熱い思いが
前に出過ぎてしまって、汚い言葉で表現すると「うざい」感じを受けてしまいました。

霧越邸をめぐるファンタジーな味付けもなされていましたが、
そのおかげで、この殺人事件を起こさざるを得なかった犯人の追い詰められた
恐怖心というものの描写が薄くなってしまったような。

とどのつまり、なぜ、一連の殺人が起こされなければいけなかったのか、
その真相が腑に落ちないということです。

頑張って700ページも読んだのになぁ・・・。


霧越邸殺人事件 (新潮文庫)霧越邸殺人事件 (新潮文庫)
綾辻 行人

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コメント
--
おぉ~!この本も再読リストとして手元にあるのです。まだ読んでないですが(笑)
これは同じ再読用の「ひまわりの祝祭」とは違ってまるっきり覚えてないんですよね(^^;)
一から楽しめそうな予感ですが、そういえばすぐに誰も死ななかったような気が・・・
2011/06/27 11:21  | URL | igaiga #jWiXvKEs[ 編集] |  ▲ top

--
igaigaさま

CMありがとうございます。
この本は、残念ながら自分には合わなかったです・・・。
いわゆる本格モノと呼ばれるジャンルは、若干、苦手としておりまして。ま、そのときの気分次第な面もあるのですが。
2011/06/27 18:58  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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