『総理の値打ち』
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- 2011/03/26(Sat) -
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福田和也 『総理の値打ち』(文春文庫)、読了。
『菊と刀』で、日本の政治のリーダーシップについて考えることになったので、 その流れで本作を読んでみました。 歴代総理の業績を、百点満点で評価するという企画ですが、 福田和也氏の思想の傾向を踏まえても、概ね妥当な採点のように感じました。 一方、戦前の首相には、恥ずかしながら名前を知らない方がいて、 自分の勉強不足を痛感。 巻末には、政治評論家たちとの対談が併録され、 福田和也氏の採点に対する評価もなされており、面白かったです。 それにしても、恐ろしいのが、 大きな自然災害や、事件・事故の類が、点数の低い首相の時代に起きていること。 そのような難局を乗り切る力がなかったから低評価になっているのならまだしも、 能力の低い首相のときに限って、そのような難局が訪れているような気がします。 神様の思し召しか?というぐらい。 人材難のときに、国難が降りかかる、 今この状況では考えたくもない恐ろしいことです(苦笑)。
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