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『架空通貨』
- 2011/02/15(Tue) -
池井戸潤 『架空通貨』(講談社文庫)、読了。

久々の池井戸作品は、450ページもあるのに2日で読み切りました。
おもしろかった!!

とある地方の有力企業が企業城下町で密かに張り巡らした経済の罠、
この罠に巻き込まれた東京の下町の工場の娘と、その高校の担任が、
罠にかかった企業城下町の住人とともに奮闘するお話。

経済ミステリーという分野を切り拓いたとされる作品だそうですが、
企業城下町×振興券×マネーロンダリングという
金融、経済の仕組みの絡み合い方が非常に良く考えられていて、
知的興奮を覚える作品でした。

小説としても、伏線の張り方に無理がなく、無駄がなく、
非常に読みやすかったです。

金融経済に翻弄される人々の姿もきちんと描いており、
その脅威が実感できました。

お勧めの作品です。


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池井戸 潤

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コメント
-TBを有難うございます-
加賀さんの設定が秀逸であったなあと思いました

牧村氏の人柄も物語を救っていたような気がします
2016/01/06 10:30  | URL | 夢見 #lWC87vgE[ 編集] |  ▲ top

--
夢見様

CM&TBありがとうございます!
私はストーリーに無駄がなくて、上手く構成されているなと感じました。
面白い金融小説でした。
2016/01/07 22:21  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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