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『必死のパッチ』
- 2011/02/11(Fri) -
桂雀々 『必死のパッチ』(幻冬舎文庫)、読了。

阪神タイガース公式サイトの掲示板で時々みかける
「必死のパッチ」という単語が、どういう意味の言葉なのか気になってました。
私も関西弁圏の出身ですが、この言葉は地元では聞いたことがありませんでした。
大阪の局地的な言葉なのかな?と。

しかも、本作は噺家さんが著者ということで、
そこも面白そうだな・・・と思って買ってきました。

内容は、桂雀々少年の生きてきた日々を描いたもの。
母親が家出し、置いてきぼりのギャンブル狂の父親も出ていき、
ガスも電気も止められたボロ長屋に一人残された12歳という壮絶な人生。

それを、冷静な記憶と前向きな視線で綴っています。
劇的な一瞬の描写も凄いのですが、
その合間合間の日常のシーンも、生き生きとしていて素晴らしいです。
引き込まれて一気読みでした。

ダメ人間も、温かい人間も、強い人間も、
とにかく「ホンモノの人間」がたくさん登場する人間味あふれるお話でした。

あぁ、久々に落語が聴きたくなったな。


必死のパッチ (幻冬舎文庫)必死のパッチ (幻冬舎文庫)
桂 雀々

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