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『単独発言』
- 2010/12/18(Sat) -
辺見庸 『単独発言』(角川文庫)、通読。

米国のイラク侵攻、小泉劇場、死刑制度などについて
著者の思いをぶつけた一冊。

ただ、私は、言葉に感情が乗っかり過ぎている文章は、ちょいと苦手。
文章が踊っているように思われて、冷静になって読めないんです。

サブタイトルに「私はブッシュの敵である」と言い切るように
ブッシュ政権の対イラク政策に真正面から異を唱えていますが、
どうにも、その論陣が感情的な気がして、こちらは醒めてしまうんです。

ま、私に、問題認識の真剣さ・深刻さが足りないだけなのかもしれませんが。

政治などの「仕組み」について語る時は、
整斉と理論展開して欲しいなぁと感じてしまいます。


単独発言―私はブッシュの敵である (角川文庫)単独発言―私はブッシュの敵である (角川文庫)
辺見 庸

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