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スローライフって・・・
- 2006/03/23(Thu) -
会社の連休制度を利用して、小笠原諸島の父島まで遊びに行ってきました。
ダイビング&クジラ三昧のはずが・・・

24時間以上も船に乗って、やっとたどり着いたその日の夜、
ダイビングから上がってきたら、携帯に実家から電話が。

「おばあちゃんが倒れた!」

父のその言葉に、まずは「なんであの元気な人が?!」と
信じられない気持ちで頭がいっぱいに。
そして、段々と冷静になってくると同時に頭に浮かんだのは、
「今すぐには帰れない!」

おがさわら丸の出航予定日は3日後。
島に空港が無いため、3日後まで島を出る手段は一切無し。

旅行者の分際で、島民の方の苦悩を味わってしまうことに。

翌日は何も手につかず、当初の予定をキャンセルさせてもらい、
一日中展望台から海を眺めてました。
三日月山からザトウクジラが潮を吹いている様子を眺めながら考えたのは、
「スローライフにはスローライフなりに犠牲にするものがあるんだな」
ということ。

せかせかとした毎日で失ってしまいそうなものを取り戻そうと、
スローライフが声高に提唱されるようになったのでしょうが、
実は諸刃の剣。
むしろ、せかせかとした社会に生きている人間は、
気が向いた時にスローライフ風味をつまみ食いして満足できるけれども、
スローライフを送っている人々は、イザというときにサッと動こうとしても
身動きが取れなくなっちゃうことがある。
そして、私は、素早く行動できるせかせか社会じゃないと、
逆に安心して生活できないと気づきました。
分刻みの時間の感覚が見に染み付いているようです。

スローライフ社会が抱える苦労は、時間の件だけではなく、
厳しい自然との闘いや不便な生活といった面もあるはずです。
島民の方たちは、笑顔で私たちをもてなしてくれますが、
島の生活ならではの苦労を乗り越えての笑顔だと改めて感じ入りました。
そして、むやみにスローライフ万歳となっている今の日本の流行に
なんだか反感を持ってしまいました。

とりあえず、祖母は小康状態となり、
遠く離れた島で何日もぼんやり海を眺めていても仕方ないと思い、
翌々日はクジラウォッチングに参加してきました。
船上にいる間は、無駄な焦りを忘れることが出来ました。

クジラの偉大さを目の当たりにしていたら、
「自然って凄いな」「生命って凄いな」という思いに捕らわれ、
「だったら祖母の生命にも凄い力があるだろう」と前向きになれました。

夜は浜辺に寝転がって、流れ星に祈りました。

祖母にやっと会えたのは、倒れてから5日後。
僅かながらに好転の兆しが見えてきたとのこと。
焦らずゆっくり見守っていこうと思います。

(小笠原旅行記は、後ほどアップする予定です)
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コメント
-おかえりなさいです-
大変な旅行だったんですね。
何だかスローライフの意味を考えさせられました。
おばぁさん良くなるといいですね。
お疲れ様でした。
2006/03/24 11:47  | URL | mari #-[ 編集] |  ▲ top

-ありがとうございます-
mariさま、コメントありがとうございます。
気持ちは逸るけれども、3日間のんびり過ごすという不思議な旅になってしまいました。なにはともあれ、貴重な体験だったかなと思います。
2006/03/28 16:12  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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