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『国家を斬る』
- 2010/07/24(Sat) -
佐藤優 『国家を斬る』(同時代社)、読了。

早速、次の佐藤本を買ってきました。

本作は、講演会の発言を起こしたものが主なので、
『国家の罠』の副読本といった位置づけでしょうか。

本作だけを読んでもピンと来ないかもしれませんが、
彼が外務省の裏方から言論の舞台に出る羽目になった経緯が全てわかる『国家の罠』を
先に読んでおけば、理路整然とした前作を補完する、佐藤優の「生の声」が
本作にあると思います。

また、彼が、日常、どういう活動をしているのか、
これを読んで、イメージが湧いてきました。

本作で面白いと感じたのは、彼のスタンス。
日本という国の現状を非常に冷徹な目で眺め、裏も表も知っている立場なだけに、
決して、現実を理想社会に近づけようとか、正義論を打とうとかするのではなく、
あくまで現実を受け止めて、さらには現実を如何に上手く利用するか、
その中で、自分の主張をどれだけ効果的に出していくのか、
その徹底した現実的で合理的な姿勢が、勉強になりました。

理想像、正義心、現状、制約、敵と味方、虚栄心、
様々な要素を適切に把握し、そして落とし所をきちんと見極めながら、
物事を進めていく・・・・そんな冷静さと冷徹さを、自分も身につけたいです。



佐藤優 国家を斬る
佐藤優 国家を斬る佐藤 優 宮崎 学

おすすめ平均
stars第二審も有罪
stars佐藤氏のメッセージがコンパクトに凝縮されてます
starsやはり絶妙な立ち居地
stars佐藤優の限界
stars国策捜査と官僚についての公演と対談

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国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)佐藤 優

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stars運悪く国策捜査で逮捕された外務省職員による克明な手記
stars朝日新聞「ゼロ年代の50冊」のうちの一冊
stars難しいお話ですね
stars高度な知性に裏打ちされた文句無しの力作
stars佐藤優氏が彗星の如く日本の論壇に現れたきっかけとなった作品

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