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『黄色い牙』
- 2010/04/05(Mon) -
志茂田景樹 『黄色い牙』(講談社文庫)、読了。

志茂田景樹さんといえば、
『笑っていいとも!』にレギュラー出演されていたころ、
音痴な歌を聞かせては、「景樹ちゃん」といじられていた、そんな印象しかありません。

あ、あと、近鉄の名古屋駅のホームで見かけたことがあります。
プライベートでも、ごっつい原色の過激な衣装でした(笑)。

そんなイメージを一転させる重厚な小説が本作です。

マタギの世界を描きながら、
世代交代、近代化の波、遅れた地方、戦争の陰・・・様々な問題を絡めて、
大正から昭和のはじめという時代を
じっくりと描いています。

そして、肝心のマタギの世界の猟法や仕来たりが
見事に文字で表現されていて、迫力満点でした。

射手と勢子に分かれて、20人ほどのマタギが熊を追い詰め、
射止めるシーンは、手に汗握るドキドキ感です。

登場人物の設定も魅力的で、
ぐいぐい読ませてくれる小説です。

テレビに映る像に惑わされてわいけないんだなぁ・・・と
再認識させられた作品でした。


黄色い牙
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