『RIKO』
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- 2010/02/28(Sun) -
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柴田よしき 『RIKO』(角川文庫)、読了。
最後まで一気読み。 次にどんな展開が来るのだろうと気になって仕方がありませんでした。 ただ、全編を通して感じるのは不快感。 事件自体が「男性が被害者のレイプ」を扱っているためだけではなく、 主人公リコのプライベートを取り巻く環境が、とにかくどす黒い。 リコ自身の性に関する感覚が、ちょっと異端な方向に振れているだけでなく、 警察組織内でくっついたり離れたりしずぎだろー、というぐらい乱れてます(苦笑)。 しかも、失恋だ不倫だにとどまらず、レイプまがいの出来事まで起こってるし。 各登場人物のバックボーンとなる過去の経緯が、 あまりにもグロすぎます。 それでも、次を知りたくなるように作品を構成したのは、 この作家さんの力量なんでしょうね。 久々の柴田作品でしたが、幅広いジャンルを扱う作家さんだと感嘆。
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