『ひとりぐらし』
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- 2010/02/19(Fri) -
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藤堂志津子 『ひとりぐらし』(文春文庫)、読了。
「30歳を過ぎて独身」という女性を描かせたら、 ホントに、嫌になるくらい上手いですよね。 そして、日常の中に埋もれている奇妙な人物、異端な思考を描かせても、 これまた怖いぐらいに上手い。 キョーレツだけど、そこらへんに居そうな感じが、上手いんです。 一人暮らしという生活を、 それなりに能動的に受け入れて、上手くやっていけている女性の視点で書かれると、 ものすごく納得してしまう自分がいて、ちょっと自己嫌悪。 でも、「いまさら結婚なんて、面倒臭いな~」と思ってしまう感覚は 非常によくわかります。 何も、今を崩さなくても・・・ねぇ・・・みたいな。 こんな作品を読んで、うなずいているところを見られたら、 また親に何か言われそうで、嫌だなぁ。
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