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『珍品堂主人』
- 2010/02/11(Thu) -
井伏鱒二 『珍品堂主人』(中公文庫)、読了。

井伏鱒二先生というと、
教科書に載っていた『山椒魚』がまず思い浮かびますが、
この作品もユーモアがあふれていて面白かったです。

「骨董屋」という商売自体に馴染みがないので、
その仕入れの様子や営業の様子が詳しく描かれていて、
非常に興味深かったです。

単に価値のある商品を右から左に無くすのではなく、
一つ一つの商品に惚れこむところから始まるのだということに感心。
普通の商売とは一線を画すところです。

一方、戦後まもなくという時代設定のため、
いまいち物価の感覚がわからず、そこは困りました。

徳利ひとつで120万円、
これが現在の価値でどのくらいになるのかサッパリ。

そこまで時代背景を理解できると、もっともっと楽しめたと思います。


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