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『赤ん坊の生まれない日』
- 2006/02/17(Fri) -
三田誠広 『赤ん坊の生まれない日』(河出文庫)、読了。

堕胎を描いた作品が続いてしまいました。
タイトル見ればすぐ気づけるのに・・・バカ。

この著者の作品は、主人公が自分を見つめ掘り起こしていく過程を
じっくり描いてくれるので、読みがいがあります。
ところが今作品では、出だしで先輩夫婦の危機や
その赤ん坊が置かれている不幸な状況の描写が、
主人公の目を通してなされました。
読む前に想定していたものと視点が違っていたので、ちょっととまどいましたが、
主人公が自分の生い立ちや父母のことを考えはじめたあたりから、
期待通りの作品に向かっていきました。

ユタカ君とサナ江さんが川辺にいる様子を目撃するシーンは、
淡々と描いてあるぶん、ショッキングです。


赤ん坊の生まれない日
赤ん坊の生まれない日三田 誠広

河出書房新社 1981-06
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