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『お縫い子テルミー』
- 2009/12/26(Sat) -
栗田有起 『お縫い子テルミー』(集英社文庫)、読了。

『ハミザベス』が面白かったので、買ってきました。
こちらも、期待に違わず良かったです。

流しの縫い子として歌舞伎町で生きるテルミー。
この設定が非日常的なのですが、
なんだか、この女の子ならやって行けそうな気がしてしまうのです。

南の島から出てきて、東京に馴染むのにあまり葛藤が無さそうだったことに
ちょっと違和感を覚えましたが、その家族からして不思議な生態なので(苦笑)、
都会に溶け込むのもワケなかったのかもしれません。

シナイちゃんや、野豚さん(笑)との関係が素敵でした。

「ABARE・DAICO」のほうは、またまた不思議なタイトルでしたが、
読み終わって、暴れ太鼓に似合わぬ、ほっこりした気持ちになりました。
でも、ABARE・DAICOというタイトルには納得。

大人びた少年誠二くん。
気になる言葉を国語辞典で調べては、変な感想を持ったりして。

大人の世界を見つめ、ストレスを感じずにはいられない環境に置かれながらも、
なんとも子供らしい方法で空気を変えていく、
その姿勢に惚れ惚れしました。


お縫い子テルミー (集英社文庫)
お縫い子テルミー (集英社文庫)
おすすめ平均
starsドラマ化されると面白そう。
stars若いけど、どっこい生きてる職業小説集
stars空想の世界にまだ身が入りきらない感じ
stars流しのお縫い子
stars純粋

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ハミザベス (集英社文庫)
ハミザベス (集英社文庫)
おすすめ平均
stars何か特異なものを持ってはいるがまだつかまえられていない
stars買い、ですか?
starsあり得ない設定での日常
stars久々に面白い作家さん!!
stars生きるは不可解なり

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-栗田有起『お縫い子テルミー』-
お縫い子テルミー (集英社文庫)著者:栗田 有起販売元:集英社発売日:2006-06-28おすすめ度:クチコミを見る ずぶずふ系の心地よさ。 内容(「BOOK」データベースより) 依頼主の家に住み込み、服を仕立てる「流しのお縫い子」として生きる、テルミーこと照美。生まれ育 …
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